屋上緑化のメリットは、なんといっても植物の断熱効果による省エネです。その他にもたくさんのメリットが挙げられます。
緑化をしている屋上と何もしていない屋上の表面温度を比べると、夏ではなんと30度も差が出るのです。
例えば表面温度が40度ある何もしていない屋上の場合、緑化をすると10度まで表面温度が下がるということになります。
これは緑地の土壌に含まれる水の蒸発によって建物の熱が奪われたり、緑陰が相乗的に働いたりするためです。
加えて、植物の蒸散作用も起こります。これらは自然の外断熱といえるでしょう。
屋上緑化をすると、最上階の部屋が涼しくなり、冷房をかけることが少なくなります。
冷房をかけるということは廃熱を外に放出することですから階下も涼しくなり、冷房をかけなくなるので省エネ効果も期待できるのです。
屋上緑化をすれば、雨水が下水に流れ込むまでに時間的な差が生じます。通常の軽量土壌では、水の透水スピードは1時間当たり、約4~40cm。屋上緑化をした場合、この量が一度でなく徐々に雨水を吸収してくれるのです。
「我が家でも屋上緑化をしたい!」とお考えの方に向けて、個人宅で屋上緑化をする際の注意点をご紹介します。
自分で施工することも可能ですが、意外と時間と手間がかかってしまう場合も少なくありません。
屋上にはある程度の保水力が必要!しかし水が多すぎると根腐れが起きる場合があるので注意しましょう。また、排水溝に植物の葉や土などが流れ込んでしまわないように注意しましょう。
植物の根は大変強いものです。たとえば建物にひびが入っていた場合は、そこから根が建物に侵入し、漏水することがあります。耐根シートを敷き詰めて、根がコンクリートなどに入り込まないように配慮しましょう。また木が倒れたり、強風で土が飛んだりしないように注意することも必要です。
屋上が重すぎると、住宅の耐震性や強度などに問題が出てきます。マンションなどの緑化をお考えの方は、住宅の施工業者に、屋上緑化ができるかどうかを確認しましょう。